F31 レパード アルティマ 前期型 '86

アオシマ 1/24 ザ・ベストカーGTシリーズ No.91

AOSHIMA 1/24 NISSAN LEOPARD Ultima [F31] AOSHIMA 1/24 NISSAN LEOPARD Ultima [F31] AOSHIMA 1/24 NISSAN LEOPARD Ultima [F31]

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日産 レパード [F31] について

2代目レパード (F31型) は、日産の高級パーソナルクーペとして、1986年に発売されました。日本のパーソナルクーペの頂点に立っていたトヨタ・ソアラを意識して、初代にあった4ドアハードトップは無くされ、2ドアクーペに一本化されました。

機構的にはスカイライン (R31型) をベースにしながら、エンジンは全てV6とすることによって差別化が図られています。トップグレードの「アルティマ」に搭載された3リッターV6DOHC24バルブエンジン (VG30DE型) は、185psを発揮しました 。

しかし、同時期に発売された2代目ソアラは、当時日本最強の230psを誇る3リッター直6DOHC24バルブターボエンジンを搭載していたほか、トヨタ最先端の技術が結集されており、レパードは性能的にも商業的にも太刀打ちできませんでした。

F31型レパードは1992年に販売を終了し、日産は高級パーソナルクーペから撤退しました。後継車として、北米向けに開発された4ドアセダン「インフィニティJ30」が「レパードJ.フェリー」と名を変え販売されることになりました。

ちなみに、商業的には成功と言えなかったレパードですが、このF31型レパードは、舘ひろしと柴田恭兵主演の人気テレビドラマ「あぶない刑事」で主人公が使用する車となったこともあり、現在も根強い人気があります。

諸元表 (レパード アルティマ 1986年)
全長4,680mm
全幅1,690mm
全高1,370mm
ホイールベース2,615mm
トレッド(前) 1,435mm
(後) 1,435mm
車両重量1,460kg
エンジン水冷V型6気筒DOHC24バルブ
内径×行程87.0mm×83.0mm
総排気量2,960cc
圧縮比10.0
最高出力185ps/6,000rpm
最大トルク25.0kg-m/4,400rpm
変速機4AT
駆動方式FR
サスペンション(前) マクファーソンストラット
(後) セミトレーリングアーム
タイヤサイズ(前) 215/60R15 90H
(後) 215/60R15 90H
ブレーキ(前) ベンチレーテッドディスク
(後) ベンチレーテッドディスク
価格3,837,000円

プラモデル (アオシマ 1/24) について

アマゾンで半額になっていたので、つい買ってしまったキットです。「2009年新金型」の比較的新しいキットで、組み易さとリアルさを両立した良いキットだと思います。ただ、完成後は余り見えないものの、シャシーとタイヤは昔のキットの流用で、バリも多く再現度も低いです。

車高はノーマルかローダウンを選択できるようになっていたので、ノーマルで組みました。各車輪は、内側に不要部品を利用したスペーサーを挟んで、1mmほど外側へ出してあります。付属していたメッキシールは、ボディを一周しているメッキモールに使用したら非常に良い感じになりました。

ボディ色は説明書どおり、Mr.カラーのC322フタロシアニンブルー、C50クリアーブルー、C2ブラックを6:2:1の割合で調合したものです。クリアーはC155スーパークリアーで、ペーパー2000番、タミヤコンパウンド3種、ハセガワコーティングポリマーの順に仕上げました。 (40作目 2011年5月1日完成)