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フジミ 1/24 リアルスポーツカーシリーズ RS-5
アメリカ人の元レーサー、キャロル・シェルビーが、英国製スポーツカーのACエースに、米国フォードの大排気量V8エンジンを組み合わせて生まれた強力なスポーツカーが「コブラ」です (イギリスでは「ACコブラ」、アメリカでは「シェルビーACコブラ」として販売されました)。
4.2リッター (260cu.in) エンジンを積んだコブラ260が登場したのは1962年です。後に、4.7リッター (289cu.in)、7リッター (427cu.in) と排気量を拡大し、合わせて約1,000台のコブラが生産されました。7リッターエンジンを積んだコブラ427は、0-400m 12.2秒、最高時速260km/hを誇り、60年代最強のロードカーの中の1台と言われています。
コブラはレースでも大活躍しています。当初は、ロードスターボディの空気抵抗が大きかったこともあり、当時無敵を誇っていたフェラーリGTOに及びませんでしたが、空力に優れたクーペボディ (通称:デイトナ・クーペ) をまとってからは勝利を重ね、1965年には、ついにフェラーリを破りFIA GTチャンピオンとなりました。
なお、コブラは、その人気の高さと希少性から数多くのレプリカが存在します (コンテンポラリー、ERAなど)。90年代になって、キャロル・シェルビー自身が当時の残った部品を使って製作した「本物」 (CSX4000シリーズ) が入手可能となりました。
全長 | 3,960mm |
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全幅 | 1,730mm |
全高 | 1,240mm |
ホイールベース | 2,286mm |
トレッド | (前) 1,420mm (後) 1,420mm |
車両重量 | 975kg |
エンジン | 水冷V型8気筒OHV |
内径×行程 | 107.4mm×96.1mm |
総排気量 | 6,997cc |
圧縮比 | 10.0 |
最高出力 | 390ps/5,200rpm |
最大トルク | 65.8kg-m/3,700rpm |
変速機 | 4MT |
駆動方式 | FR |
サスペンション | (前) ダブルウィッシュボーン +コイル (後) ダブルウィッシュボーン +コイル |
タイヤサイズ | (前) 8.15-15 (後) 8.15-15 |
ブレーキ | (前) ベンチレーテッドディスク (後) ベンチレーテッドディスク |
このキットは、n-hirobeさんのWebサイト「コンペカーモデルつくろう」のキリ番プレゼント (99999 hits) で頂いたキットです。n-hirobeさんは展示会でも非常にお世話になっている方で、Webサイトも開設当初から頻繁に見ているので、キリ番を踏むことができて嬉しかったです。
キットの出来は非常に良く、とても楽しく製作することができました (組立説明書に誤りがあるので注意は必要ですが)。ちなみに、説明書には書いてありませんが、サスペンション部品の組み方 (上下左右の入れ換え) で車高が調整できる構造になっているので、低い車高になるように組みました。
今回手を加えた所は、外装では、フロントウインドウの枠を削って薄くしたこと、ワイパーのアーム部を0.3mm洋白線に置き換えたこと、フェンダーの厚みを削って薄くしたことなどです。内装では、シートを伸しランナーで縁取りし、メーターを0.2mm洋白線で縁取りしました。
ボディカラーは、フィニッシャーズのメタリックインディゴ (限定色) です。白いラインはデカールが付属していたのですが、デカールは使わずに塗装で表現しました。ボディ全体を白く塗った後、ライン部分をマスキングしてから、メタリックインディゴを塗装しています。 (35作目 2009年11月14日完成)