ランチア デルタ HF インテグラーレ "エボルツィオーネ"

ハセガワ 1:24 CD-9

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ランチア デルタ について

ランチア・デルタは、1979年のフランクフルト・ショーでデビューしました。端正な2ボックスのスタイリングは、当時大ヒットしていたフォルクスワーゲン・ゴルフ (初代) のデザインも手がけた、イタル・デザインのジョルジェット・ジウジアーロによるものです。

エンジンやフロアパンをフィアット・リトモと共用しつつも、専用サスペンションや上品な内装によって、ランチアらしい小さな高級車になっていました。1980年のヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーに選出されたほか、商業的にも成功を納めランチア最大のヒット作となりました。

デルタはラリーで大活躍したことでも有名です。1987年からグループAに移行したWRC (世界ラリー選手権) に参戦するために開発されたデルタHF4WDは、1987年シーズン開幕戦のモンテカルロでデビューウィンを飾り、この年のメイクス/ドライバー両タイトルを独占しました。

HF4WDは、その後も、HFインテグラーレ、HFインテグラーレ16V、HFインテグラーレ・エボルツィオーネと進化を続け、WRCのメイクス・タイトルを1987年から92年の6年連続で獲得したほか、1987、88、89、91年はドライバーズ・タイトルも獲得しています。

諸元表 (エボルツィオーネ 1991年)
全長3,900mm
全幅1,770mm
全高1,365mm
ホイールベース2,480mm
トレッド(前) 1,517mm
(後) 1,506mm
車両重量1,350kg
エンジン直列4気筒DOHC16バルブ
インタークーラー付きターボ
内径×行程84.0mm×90.0mm
総排気量1,995cc
圧縮比8.0
最高出力210ps/5,750rpm
最大トルク31.0kg-m/3,500rpm
変速機5MT
駆動方式フルタイム4WD
サスペンション(前) マクファーソンストラット
(後) マクファーソンストラット
タイヤサイズ(前) 205/50ZR15
(後) 205/50ZR15
ブレーキ(前) ベンチレーテッドディスク
(後) ディスク
価格5,450,000円

プラモデル (ハセガワ 1:24) について

箱の側面にある完成写真が格好悪く見えて、初めは買うのを止めていたキットですが、実際に完成させてみたら非常に格好良くなりました。ただ、キットの出来としては微妙な部分が幾つかあって、お薦めキットとは言い辛いです (私としてはお気に入りの完成品になりましたが)。

特に、ボディの状態はあまり良くないように思います。表面にはうねりが多く、各部のモールドも曖昧で、パネルラインのスジもはっきりしない部分がありました。ボンネットなどに沢山ある開口部もバリで塞がったりしていて、整えるのに時間が掛かりました。また、タイヤはぐらぐらして収まりが悪いです。

雨どいは全て削り落として、エバーグリーンのプラ棒で作り替えました。Cピラーにあったアンテナも削り落として、手芸用のカラーワイヤー (黒い皮膜から芯の金属部分を少し出っ張らせたもの) に置き換えてあります。ボディカラーはフィニッシャーズのピュアレッドです。 (45作目 2013年6月12日完成)