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エレール 1.24 80706
ブガッティT50は、T46に代わる豪華モデルとして、1930年に発表されました。芸術品とも言われる優雅なボディは、創立者エットーレ・ブガッティの息子であり彫刻家としても知られたジャン・ブガッティのデザインによるものです。
シャシーはT46と同じですが、エンジンは完全な新設計で、ブガッティとしては初めてのツインオーバーヘッドカムシャフトでした。スーパーチャージャー付きで最高出力200hp以上を誇り、最高速度は177km/hに達しました。
T50の生産台数は、1934年までにわずかに65台。当時のロールス・ロイス・ファンタムIIに匹敵するほどの超高級車でしたが、その高性能からレースにも用いられ、1931年のル・マンにはワークスチームとして出場しています。
全長 | 4.78m |
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全幅 | 1.70m |
ホイールベース | 3.50m |
トレッド | (前) 1.40m (後) 1.40m |
車両重量 | 1,200kg (シャシー) |
エンジン | 直列8気筒DOHC スーパーチャージャー |
内径×行程 | 86mm×107mm |
総排気量 | 4,972cc |
最高出力 | 200hp/4,000rpm |
変速機 | 3MT |
駆動方式 | FR |
サスペンション | (前) 固定+半楕円リーフ (後) 固定+1/4楕円リーフ |
タイヤサイズ | (前) 6.50-20 (後) 6.50-20 |
ブレーキ | (前) ドラム (後) ドラム |
エレールのキットに初挑戦です。「自分の腕では完成まで辿り着けないんじゃないか。」という不安を常に感じながらの製作でしたが、何とか形にすることが出来ました。完成すると驚くほど雰囲気が良く、組立前のひどい印象が嘘のようです。
ボディカラーは、Mr.カラー65番インディブルーと2番ブラックのツートンカラーです。ホイールは、全体をブラックで塗装した後、黒い輪の部分をマスキングしてから、Mr.カラーSM06クロームシルバーを吹き付けました。
ワイパーはキットのパーツが折れていたので、プラ棒で自作しました。ドアのヒンジは虫ピンです。ヘッドライトの中には手芸用の模造ダイヤを貼り付けました。外装小物パーツは針金の芯を入れて、エポキシ樹脂接着剤で接着しました。 (22作目 2006年4月12日完成)