キャデラック フリートウッド 1933 16気筒 全天候フェートン

イタレリ 1:24 No706

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キャデラック フリートウッド V16 について

1930年のニューヨーク・オートショーで、キャデラックはV型16気筒エンジン搭載車を世界で初めてデビューさせました。452型と呼ばれるそのエンジンは、7.4リッター (452立方インチ) の排気量を持ち、強大なパワーと類い稀な静粛性を両立していました。

ボディはフリートウッド社のコーチワークによるもので、非常に豪華で格式高く仕上がっていました。そして、そのバリエーションは50種以上にも及びます。 (キットは、1920年代から40年代にかけて活躍したアメリカのジャズシンガー、アル・ジョルソン用として作られた、全天候フェートンタイプです。)

このV16キャデラックは、1929年に始まった世界大恐慌の影響もあり、年間500台程度が生産されたに過ぎませんが、このV16によって「キャデラック」はアメリカの最高級車ブランドの一つとしての地位を確固たるものとしました。

諸元表 (16気筒 インペリアル・セダン 1930年)
全長5,732mm
全幅1,876mm
全高1,897mm
ホイールベース3,754mm
車両重量2,771kg
エンジン水冷V型16気筒OHV
総排気量7,404cc (452cu.in)
最高出力185ps/3,400rpm
変速機3MT
駆動方式FR
サスペンション(前) 固定+半楕円リーフ
(後) 固定+半楕円リーフ
タイヤサイズ(前) 7.00-19
(後) 7.00-19
ブレーキ(前) ドラム
(後) ドラム

プラモデル (イタレリ 1:24) について

少し変わった車を作ってみようかと思って何となく購入したキットだったのですが、完成するととてもカッコ良く、気に入ってしまいました。これがきっかけで、今まで守備範囲外だった'30年代のクラシックカーも収集対象になってしまいました。

今回、手を加えた所は、バンパーの4本のバーの間を開口したこと、ボディ側面の、ボンネットからドアへ伸びるメッキモールをキッチンテープで再現したこと、ヘッドライトの中をエポパテで浅く整形し、中に手芸用の模造ダイヤを貼り付けたことなどです。

ボディカラーはMr.カラー2番のブラックで、タミヤコンパウンド (仕上げ目) で頑張って磨きました。幌は平坦にならないように、表面がザラザラになるように吹き付けてから、微妙に陰影を付けてみました (画像では分かりませんね…)。 スペアタイヤ側面の輪は、コンパスカッターで丸く切り出したマスキングテープを使ったら、上手く塗装できました。 (16作目 2004年12月22日完成)