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トラバントは、旧東ドイツ (ドイツ民主共和国) で最も多く売られ、「トラビ」の愛称で親しまれた国民車です。1990年のベルリンの壁の崩壊時に、旧東ドイツの閉鎖性と停滞の象徴として名を知られることになりました。生産は国営のVEBザクセンリンク社で、第二次世界大戦後に東側領内に残されたDKWの工場が母体となっています。
最初のモデル、P50は1958年に登場しました。メカニズムはDKWの流れを汲んでおり、フロントに横置きされた500ccの空冷2気筒2ストロークエンジンで、前輪を駆動していました。1962年に600ccのP60に発展し、1964年にはモデルチェンジされて601となりました。登場以来、大きな改良はされないまま、1991年までに300万台以上が生産されました。
全長 | 3,555mm |
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全幅 | 1,505mm |
全高 | 1,440mm |
ホイールベース | 2,020mm |
トレッド | (前) 1,206mm (後) 1,255mm |
車両重量 | 615kg |
エンジン | 空冷直列2気筒2ストローク |
内径×行程 | 72.0mm×73.0mm |
総排気量 | 594.5cc |
圧縮比 | 7.6 |
最高出力 | 26ps/4,200rpm |
最大トルク | 5.5kg-m/3,000rpm |
変速機 | 4MT |
駆動方式 | FF |
サスペンション | (前) ウィッシュボーン (後) スウィングアクスル |
タイヤサイズ | (前) 5.20-13 (後) 5.20-13 |
ブレーキ | (前) ドラム (後) ドラム |
パーツは多めですが、精度が高く組みやすいキットでした。シャシー、エンジン、内装など、非常に良く再現されていて、実車の構造が良く分かる、素晴らしいキットだと思います。
ボディカラーは、フィニッシャーズのスーパーシェルホワイトです。ボディのショルダーラインにあるモールは、ボディ塗装前にボディに接着してしまい、ボディ塗装後に、マスキングをしながら、シルバー、つや消しブラックという順で塗装しました。
クリアパーツの接着には、「ハイグレード模型用セメダイン」を使ってみました。エポクリヤーやGクリヤーの代わりですが、エポクリヤーのように2液を混ぜる手間や強い匂いがなく、Gクリヤーのように糸を引くこともないため、とても使いやすく、今後使う場面が多くなりそうです。 (67作目 2019年4月2日完成)