オペル ブリッツ S 3t

レベル 1:24 07503 (イタレリ)

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オペル ブリッツ について

オペル ブリッツは1930年に登場した中型トラックです。車名の「ブリッツ (Blitz)」は「稲妻」を意味します。生産にあたっては、ドイツのブランデンブルクにアメリカ流の大量生産設備を備えた専用工場が建設されました。

3トン型の生産が開始されたのは1935年で、翌年には3.6リッターの新型エンジンを搭載したブリッツ「S」が登場しました。他社より廉価で耐久性も高かったことから、商店や運送業者などに広く使われ、ドイツでは圧倒的なシェアを占めました。

ブリッツは、軍用としても多くの台数が生産されました。1939年に第二次世界大戦が勃発した後も、ナチス・ドイツ政府の管理のもと、ブランデンブルク工場はフル稼働が続けられ、大戦中に生産されたブリッツは10万台を超えました。

各方面の戦線で物資や兵士の輸送用として運用され、ドイツを代表する軍用トラックとなったブリッツですが、1944年、英国空軍によるブランデンブルク工場の大規模空爆により工場施設の一切が破壊され、生産は終了しました。

諸元表 (ブリッツ 3.6-36S 1937年)
全長6,105mm
全幅2,265mm
全高2,025mm
ホイールベース3,600mm
トレッド(前) 1,542mm
(後) 1,620mm
車両重量2,500kg
車両総重量5,800kg
エンジン水冷直列6気筒OHV
内径×行程90mm×95mm
総排気量3,626cc
圧縮比6.0
最高出力75ps/3,200rpm
最大トルク21kg-m/1,700rpm
変速機5MT
駆動方式FR
サスペンション(前) 固定+半楕円リーフ
(後) 固定+半楕円リーフ
タイヤサイズ(前) 7.25-20
(後) 7.25-20
ブレーキ(前) ドラム
(後) ドラム

プラモデル (ドイツ・レベル 1:24) について

このキットはドイツ・レベル社のものですが、ボディにはイタレリマークのモールドがあったので、元々はイタレリ社のキットだと思います。箱に「SKILL5 (difficult)」とあるとおり、製作は簡単ではなかったのですが、パーツの精度は悪くなく、完成後も見栄えがする良いキットだと思います。

説明書の色指定は、日本ではあまり馴染みのない塗料 (レベルカラー) なので分かりにくかったです。ボディ色は、箱絵を参考にしながら、濃い青の部分はMr.カラーのC328ブルーFS15050を、水色の部分はC323ライトブルー、C1ホワイト、C97灰色9号を5:4:1くらいで混ぜたものを使いました。

今回特に苦労したのは、荷台の塗り分けです。まず全体にC43ウッドブラウンを塗ってから、ブルー、シルバーという順に塗りました。マスキングテープを貼る作業に延々と時間が掛かって、非常に疲れたのですが、自分としては満足のいく出来になりました。 (41作目 2011年11月12日完成)