画像クリックで拡大
タミヤ 1/24 スポーツカーシリーズ NO.235
ミニは、BMC (ブリティッシュ・モーター・カンパニー) の2つのブランド、モーリスとオースチンから、それぞれモーリス・ミニ・マイナーとオースチン・セブンという名で、1959年に発売されました。その後、生産会社は、BL、ローバーと変わりましたが、2000年までに530万台が生産されました。
設計は、アレック・イシゴニスです。エンジンの下にトランスミッションを置いて一体化し、それを横置きに搭載して前輪を駆動する方式 (イシゴニス方式) を採用していました。全長3mの小さなボディに、大人4人が乗車できる室内スペースを確保し、自動車の歴史に残る名車と言われています。
ミニクーパーは、F1のコンストラクターズチャンピオン、ジョン・クーパーの協力により、1961年に登場した、ミニの高性能版です。ミニクーパーは、1960年代のモータースポーツで大活躍しました。ラリーでの活躍も目覚ましく、モンテカルロラリーでは、1964年、65年、67年に総合優勝しています。
全長 | 3,050mm |
---|---|
全幅 | 1,410mm |
全高 | 1,350mm |
ホイールベース | 2,030mm |
トレッド | (前) 1,210mm (後) 1,180mm |
車両重量 | 635kg |
エンジン | 水冷直列4気筒OHV |
内径×行程 | 70.63mm×81.33mm |
総排気量 | 1,275cc |
圧縮比 | 9.5 |
最高出力 | 75ps/5,800rpm |
最大トルク | 11.1kg-m/3,000rpm |
変速機 | 4MT |
駆動方式 | FF |
サスペンション | (前) ウィッシュボーン (後) トレーリングアーム |
タイヤサイズ | (前) 145-10 (後) 145-10 |
ブレーキ | (前) ディスク (後) ドラム |
自動車史に残る偉大な車なので、作る時は全力で作ろうと思っていたキットです。パーツの整形、塗り分け時のマスキング、表面の研ぎ出しなど、地味で面倒な作業ひとつひとつを、できる限り丁寧に行いました。ボディカラーは、フィニッシャーズのスーパーファイングリーンです。
キットの中身は、モーリス・ミニクーパーのキットと概ね共通ですが、オースチン版のフロントグリルやホイールが追加されています。だいぶ昔のキットなので、新しいキットと比べると組みにくい部分はありますが、完成後の雰囲気は素晴らしく、名作キットと言えると思います。 (62作目 2017年4月16日完成)