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タミヤ 1/24 ヒストリックカーシリーズ NO.8
アルピーヌは、ルノーの販売店を経営していたレーシングドライバー、ジャン・レデレによって1955年に創立されたスポーツカーメーカーです。アルピーヌの最初のモデルA106は、ルノーの大衆車4CVにFRP製の軽量ボディを載せたスポーツカーで、ロードレースやラリーで活躍しました。
アルピーヌの代表作となるA110は、1962年にデビューしました。ルノー8をベースに、軽量コンパクトで空力に優れたFRP製ボディを採用し、小排気量ながら非常に優れた走行性能を実現していました。ちなみに、車名の110は、ルノー8の形式番号R1100から取ったものです。
A110は、軽量な車体とRRによる強大なトラクションを武器に、ラリーで大活躍しました。1971年にERC (欧州ラリー選手権) タイトルを獲得したほか、1973年には、初年度となるWRC (世界ラリー選手権) で上位を独占する圧倒的な強さを発揮し、初代チャンピオンに輝きました。
全長 | 3,850mm |
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全幅 | 1,520mm |
全高 | 1,130mm |
ホイールベース | 2,100mm |
トレッド | (前) 1,295mm (後) 1,275mm |
車両重量 | 680kg |
エンジン | 水冷直列4気筒OHV |
内径×行程 | 77.0mm×84.0mm |
総排気量 | 1,565cc |
圧縮比 | 10.25 |
最高出力 | 138ps/6,000rpm |
最大トルク | 14.7kg-m/5,000rpm |
変速機 | 5MT |
駆動方式 | RR |
サスペンション | (前) ダブルウィッシュボーン (後) セミトレーリングアーム |
タイヤサイズ | (前) 165HR13 (後) 165HR13 |
ブレーキ | (前) ディスク (後) ディスク |
価格 | 4,850,000円 |
絶版となっているスポーツカーシリーズNo.185のキットが、ヒストリックカーシリーズとして再販されたものです。精密さ、組立てやすさ、格好良さが揃った、とても良いキットだと思います。ただ、足回りは、パーツの接着位置が曖昧な部分があり、少し組みにくかったです。
ボディカラーは、説明書にはアルピーヌブルー、箱にはTS-54ライトメタリックブルーと、説明書と箱で違う色が指示されています。アルピーヌブルーは限定販売のため手に入らなかったので、ライトメタリックブルーを使ったのですが、A110に良く合っていると思います。
クリアーはフィニッシャーズのオートクリアーです。インレットマークやデカールは、クリアーを吹く前に貼って、クリアー層で保護してあります。ヘッドランプカバーは、断面をボディカラーで塗装し、黒い部分は付属のデカールを使わずに塗装で再現しました。 (53作目 2015年10月25日完成)