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フジミ 1/24 インチアップディスクシリーズ ID-1
パジェロミニは、1994年 (平成6年) に登場した、軽自動車のSUVです。1990年代はRV (レクリエーショナル ビークル) ブームが起こっていた時期で、三菱パジェロを始めとしたSUVが大人気となっていました。軽自動車では、スズキ ジムニーが、オフロード4輪駆動車として確固たる地位を築いていました。
そんな時期に、三菱がパジェロで培った技術とブランド力を活かし、軽快な機動力に加えて日常での快適性や高い安全性も備えた「新発想・オールラウンド・ミニRV」として登場させたのがパジェロミニです。外観もパジェロをそのまま縮小したようなデザインとなっています。
メカニズムは、大型断面フレームをビルトインしたモノコック構造の高剛性ボディ、1気筒5バルブを採用した4気筒DOHC20バルブエンジン、2WD・4WDロー・4WDハイの3つのモードから選べる4WD機構、フロントマクファーソンストラット式・リヤ5リンク式を採用したサスペンションなど、当時の最新技術が詰め込まれていました。
駆動方式は、FR [H51A型] と4WD [H56A型] の2種類で、グレードは、NAエンジンの「XR」とターボエンジンの「VR」に、装備によって「I」「II」が組み合わされた4種類となっています。1995年 (平成7年) には、パジェロミニをベースとした小型乗用車のパジェロジュニアが登場しました。1998年 (平成10年) に、軽自動車規格の変更に対応した2代目にフルモデルチェンジしました。
全長 | 3,295mm |
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全幅 | 1,395mm |
全高 | 1,630mm |
ホイールベース | 2,200mm |
トレッド | (前) 1,190mm (後) 1,200mm |
車両重量 | 830kg |
エンジン | 直列4気筒SOHC16V |
内径×行程 | 60.0mm×58.3mm |
総排気量 | 659cc |
圧縮比 | 10.0 |
最高出力 | 52ps/7,000rpm |
最大トルク | 6.0kg-m/5,000rpm |
変速機 | 3AT |
駆動方式 | FR |
サスペンション | (前) マクファーソンストラット (後) 5リンク |
タイヤサイズ | (前) 175/80R15 (後) 175/80R15 |
ブレーキ | (前) ディスク (後) ドラム |
価格 | 1,230,000円 |
パジェロミニは、昔、主に妻が使うセカンドカーとして所有していましたが、当時の三菱の勢いが表れた素晴らしい車だったと思います。キットは最上位グレードの「VR-II」ですが、所有していた実車「XR-II」を再現するために、ルーフレールを切り取るなどの加工をしました (デカールは「VR-II」と「XR-II」の2種類が付属)。
車高は、そのまま組み立てると低すぎるので、前後とも1.5mmくらい高くしました。ナンバープレートは、0.3mm厚のプラバンです。ボディカラーは、実車の「サーストングレイ」を再現するため、フィニッシャーズのライトガンメタル、ピュアブラック、ピュアホワイトを混ぜたものです。
ホイールは、キットではディーラーオプションのアルミホイールが装着された仕様になっていますが、標準仕様の鉄ちんホイールを再現するために、手持ちの別部品と交換しました。アオシマのハイエースの余り部品ですが、形も大きさもぴったりでした。色はMr.カラー104番のガンクロームです。 (68作目 2019年10月17日完成)