ディーノ 246GT

フジミ 1/24 リアルスポーツカーシリーズ RS-1

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ディーノ 246GT について

ディーノ246GTは、フェラーリ初のミドシップロードカーである206GTの発展型として、1969年のジュネーブ・ショーでデビューしました。車名の「246」は2.4リッター6気筒を意味し、12気筒エンジンを搭載する「フェラーリ」とは別の、「ディーノ」ブランドが与えられています。

搭載されるV型6気筒DOHCエンジンは、エンツォ・フェラーリの息子、アルフレード・フェラーリ(愛称:ディーノ)がアイデアを出したと言われるF2レース用のエンジンが起源です。ちなみに、このエンジンは、後にランチア・ストラトスに流用され、ラリーでも大活躍しています。

ミドシップレイアウトや前後ダブルウィッシュボーンサスペンションによる操縦性は素晴らしく、ピニンファリーナによる流麗なボディデザインは今日でも非常に人気があります。1972年にはオープンモデルの246GTSが追加され、1975年には後継モデルとなる308GTBがデビューしました。

諸元表 (ディーノ 246GT 1970年)
全長4,200mm
全幅1,700mm
全高1,115mm
ホイールベース2,340mm
トレッド(前) 1,425mm
(後) 1,400mm
車両重量1,080kg
エンジン水冷V型6気筒DOHC
内径×行程92.5mm×60.0mm
総排気量2,418cc
圧縮比9.0
最高出力195ps/7,600rpm
最大トルク23.0kg-m/5,500rpm
変速機5MT
駆動方式MR
サスペンション(前) ダブルウィッシュボーン
(後) ダブルウィッシュボーン
タイヤサイズ(前) 185HR14
(後) 185HR14
ブレーキ(前) ベンチレーテッドディスク
(後) ベンチレーテッドディスク
価格9,000,000円

プラモデル (フジミ 1/24) について

パーツは少なめですが精度はあまり良くなく、小さ過ぎるパーツも幾つかあって、少し作り難いキットでした。ボディの成型も悪く、屋根の一部は潰れて平らになっていて、なだらかな曲面に修正するのに手間が掛かりました。ただ、完成させれば、ディーノの流麗なスタイルが良く再現されていて、凄く格好良いと思います。

ボディは、フロントオーバーハングの下半分が別パーツになっているので、先に接着・整形して合わせ目を消しました。ただ、そうするとシャシーをボディに組み込むことが難しくなるので、予め前後オーバーハングの下面の一部 (画像では見難いですが、黒く塗装してあります) を切り取っておいて、シャシーを組み込んだ後に接着するようにしました。

ボディカラーは、フィニッシャーズのリッチレッドで、ディーノにぴったりの赤だと思います。下地には、Mr.ベースホワイト1000にボディカラーを混ぜてピンクにしたものを使いました。窓枠はクロームシルバーの塗装です。窓枠とボディの境目には、けがき針でスジを掘り、フラットブラックで墨入れをしてあります。 (52作目 2015年9月22日完成)