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フジミ 1/24 リアルスポーツカーシリーズ RS-23
アウトビアンキA112は、フィアット127の先行モデルとして、1969年にデビューしました。フィアットの技術者ダンテ・ジアコーサが設計した、エンジン横置きのFWDシステム (いわゆるジアコーサ式) は、世界の小型車に大きな影響を与えました。
スポーツバージョンのA112アバルトは、2年後の1971年にデビューしました。アバルトによってチューンされたエンジンは、排気量がノーマルの903ccから982ccに拡大され、最高出力58psを発揮しました。1974年には排気量は1049ccまで拡大されて、最高出力は70psに達しました。
A112アバルトは、小型大衆車をベースに、レースの伝説的コンストラクターがチューンしたという成り立ちから、イタリア版のミニ・クーパーとも言われます。日本でも人気を得て、マイナーチェンジを重ねながら1985年まで生産されるというロングセラーとなりました。
全長 | 3,268mm |
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全幅 | 1,480mm |
全高 | 1,360mm |
ホイールベース | 2,040mm |
トレッド | (前) 1,250mm (後) 1,225mm |
車両重量 | 700kg |
エンジン | 水冷直列4気筒OHV |
内径×行程 | 67.2mm×74.0mm |
総排気量 | 1,049cc |
圧縮比 | 10.4 |
最高出力 | 70ps/6,600rpm |
最大トルク | 8.7kg-m/4,200rpm |
変速機 | 5MT |
駆動方式 | FF |
サスペンション | (前) マクファーソンストラット (後) ウィッシュボーン |
タイヤサイズ | (前) 135SR13 (後) 135SR13 |
ブレーキ | (前) ディスク (後) ドラム |
価格 | 1,980,000円 |
このキットは、元々は日東科学が発売していたキットですが、現在はフジミ模型から発売されています。古いキットなので最近のキットと比べると色々と見劣りはしますが、パーツの整形を念入りに行って組み立てていったら、予想以上に格好良く出来上がりました。
このキットには、フロントドアの窓ガラスが無かったので、余っていたウインドウパーツ (クリアーパーツ欠品で部品請求したもの) からリアクウォーター部分を切り出してきて塞ぎました。タイヤの位置は、ホイールの内側にスペーサーを挟んで、少し外側に出してあります。
ボンネットのエアインテークはプラ棒による自作です。元のキットのパーツを取り付ける時に、無理に押し込んだら周りの塗装にヒビが入ってしまったので、リカバリーついでに作り替えました。ワイパーは四角いプラ棒のようだったものを、ワイパーらしい形に削ってあります。
ボディカラーはMr.カラー68番のモンザレッドで、下地は63番ピンク、クリアーはGX100スーパークリアー3です。ボンネットの「70HP」、フロントフェンダーの「ABARTH」、ホイールのサソリ、リアの車名は、ケイトレーディングのミラクルデカール (クリア) を使って自作しました。 (44作目 2012年12月9日完成)