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タミヤ 1/24 スポーツカーシリーズ NO.138
カルマン・ギアは、フォルクスワーゲン・タイプ1 (通称ビートル) の派生モデルとして、1955年に登場しました。イタリアのカロッツェリア、ギア社がデザインしたボディを、ドイツのコーチビルダー、カルマン社が製作したことから、「カルマン・ギア」と名付けられました。
大衆車のビートルをベースとしているため、性能的には平凡でしたが、流れるような曲線で構成されたスタイリッシュな2+2クーペボディが人気を呼び、大ヒットモデルとなりました。2年後の1957年にはカブリオレが追加され、北米を中心として更に人気に拍車がかかりました。
カルマン・ギアは、徐々に改良を加えられながら、パーソナルクーペとしては異例ともいえる19年間もの長期に渡って生産が続けられ、総生産台数はクーペが36万台、カブリオレが8万台に達しました。
全長 | 4,140mm |
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全幅 | 1,634mm |
全高 | 1,330mm |
ホイールベース | 2,400mm |
トレッド | (前) 1,305mm (後) 1,300mm |
車両重量 | 830kg |
エンジン | 空冷水平対向4気筒OHV |
内径×行程 | 77mm×69mm |
総排気量 | 1,285cc |
圧縮比 | 7.3 |
最高出力 | 40ps/4,000rpm |
最大トルク | 8.9kg-m/2,000rpm |
変速機 | 4MT |
駆動方式 | RR |
サスペンション | (前) トレーリングアーム +トーションバー (後) スウィングアーム +トーションバー |
タイヤサイズ | (前) 5.60-15 (後) 5.60-15 |
ブレーキ | (前) ドラム (後) ドラム |
実車はビートルの派生モデルですが、模型もビートル (シリーズNO.136) と兄弟キットで、外観は全然違いますが、エンジンとシャシーはほとんど同じです。気持ち良く組み立てができて、実車の魅力である流麗なスタイルもよく表現されている、なかなか良いキットだと思いました。
ボディはタミヤのアクリル塗料を筆で塗りました。色はバハマブルー (白10:空青1:明緑1) で、箱絵を参考に調色しました。少し違う色になってしまったような気もしますが、これはこれで、なかなか綺麗な色だと思います。今回は墨入れをダークグレーでやってみたのですが、黒よりも自然な感じになりました。 (8作目 2003年8月13日完成)