フェラーリ 250 テスタロッサ "シャーシ No.0714 TR"

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フェラーリ 250 テスタロッサ について

フェラーリ 250 テスタロッサ(250TR)は、フェラーリが1957年から1961年にかけて製造したレーシングスポーツカーです。ル・マン24時間レースや世界スポーツカー選手権において、排気量を3000ccに制限する規則変更に対応するために開発されました。

新開発のV型12気筒エンジンは300PSを発生し、リッターあたり100PSを誇ります。カムカバーが赤く塗られていたことから「テスタロッサ(赤い頭)」と呼ばれるようになりました。このエンジンは、後の250GTOや250Pなどにも搭載され、1960年代半ばまで多くのレースで成功を収めました。

250TRのボディはスカリエッティによってデザインされ、「ポンツーンフェンダー」と呼ばれる特徴的な形状をしています。250TRは計33台が製造されましたが、継続的に改良が行われたため、車両ごとにさまざまな違いがあります。ポンツーンフェンダーを持つ車両は、初期のモデルにあたります。

250TRは、1958年、1960年、1961年のル・マン24時間レースでの優勝をはじめ、数々のレースで素晴らしい成績を残しました。これにより、フェラーリは1958年、1960年、1961年の世界スポーツカー選手権でコンストラクターズタイトルを獲得しました。250TRはその生産台数の少なさやレースでの成功により、ヴィンテージフェラーリの中でも特に高い価値を持つモデルとされています。

シャーシ番号「0714TR」は1957年に製造され、イタリアのレーシングドライバー、ピエロ・ドロゴ氏に納車された車両です。1958年のブエノスアイレス1000kmレースでは4位に入賞しました。その後、アメリカに渡り、オーナーが変わりながらも1963年までレースで活躍しました。2009年のRMサザビーズ・オークションでは、自動車として過去最高額となる902万ユーロ(約11億7千万円)で落札されました。

諸元表 (250TR 1957年)
全長3,959mm
全幅1,523mm
全高964mm
ホイールベース2,350mm
トレッド(前) 1,308mm
(後) 1,300mm
車両重量800kg
エンジン水冷V型12気筒SOHC
内径×行程73.0mm×58.8mm
総排気量2,953cc
圧縮比9.8
最高出力300ps/7,200rpm
変速機4MT
駆動方式FR
サスペンション(前) ダブルウィッシュボーン
(後) リジッドアクスル
タイヤサイズ(前) 5.50-16
(後) 6.00-16
ブレーキ(前) ドラム
(後) ドラム

プラモデル(ハセガワ 1:24)について

シャーシ番号「0714TR」の車両を再現したキットです。この車両は、出場したレースによってカラーが異なります。キットでは、箱絵に描かれている黒いボディに赤いノーズの配色を含め、5種類のパターンから選んで再現可能です。今回は、1958年のブエノスアイレス1000kmレースに出場した際の、白いボディに3色のストライプが入ったパターンを選びました。

ボディカラーには、フィニッシャーズのアイボリーホワイトを使用しました。ワイヤーホイールはメッキを剥がした後、Mr.カラーSM03のスーパーアイアンで塗装しています。ホイールスピンナーはメッキを活かしています。デカールの数は多くありませんが、ボンネットバルジ部分は曲面が強く、貼り付けに手間がかかりました。

キットの内容は非常に充実しており、ポンツーンフェンダーの美しいデザインやV型12気筒エンジンの再現度は見応えがあります。部品の精度は高いものの、組み立てには難しい部分もありました。特に、ボディにシャーシをはめ込む作業に苦労しました。サイドボディをボディ本体に接着する箇所は、プラ板で補強しています。(81作目 2024年12月1日完成)